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現役看護部長が語る、こんな新人看護師は嫌だ!!

現役看護部長が語る、こんな新人看護師は嫌だ!!

看護師は売り手市場、特に新人看護師は貴重な人材です。
新人看護師が、希望を胸に緊張しながら働く姿は、キラキラと眩しく、現場がぱっと明るくなります。
実際には、新人看護師=初々しい、素直、謙虚、というイメージは絶対ではないようです。
現場をかき乱す嫌な新人看護も存在するようです。こんな新人看護師は嫌だ!!と思っていることを現役看護部長に語って頂きました。

根拠ばかりを追求する新人看護師

看護師として常に根拠を考えながら行動することは大切です。
学生時代に実習で、患者さんとの会話一つにも「その根拠は?」と問われ、苦戦しながら毎日を乗り切ってきたことでしょう。
しかし、実習と仕事は別です。看護現場では、いちいち根拠を考えていては仕事が進みません。
新人看護師の中には、「○○やっておいてね」と指示しても、「それは根拠があるのですか?なぜ私がしないといけないんですか」と言い返してくる人がいます。これは「根拠が無いか、根拠を納得できないとその仕事はしない」という新人看護師側の拒絶と取られます。
このような言い返しが多いと、指導する先輩はいちいち説明したり、機嫌を取ったりすることに疲れてしまいます。
そのうち、根拠ばかりを追求する新人看護師は、仕事を頼まれなくなり、学ぶ機会を失っていきます。
上司、先輩から頼まれた仕事を、ハイと気持ちよく受け入れられない新人看護師は嫌がられます。

上司、先輩から頼まれた仕事を、ハイと気持ちよく受け入れられない新人看護師は嫌がられます。

教えてらわないとなにもしない新人看護師

「教えてもらっていないので出来ません」「教えてもらっていないのに一人でやらされるのはパワハラだ」と、すぐにいい返してくる新人看護師は嫌です。
未経験の看護後術に挑戦する時、看護観察を始める時は、誰しも不安です。先輩に付き添って欲しい、誰かに見ていて欲しい、と思う気持ちは分かります。
低血糖発作が強く疑われ、緊急対応が必要な患者さんの側で「血糖値を測って!」と、新人看護師に簡易血糖測定を指示したところ「やったことないのでしません」とソッポを向かれたことがあります。
なんでもかんでも、教えてくれ、教えてくれないとやらない、という態度は嫌われます。

やってみよう、ぜひ教えてください、という積極的な態度が必要です。

すぐに休みたがる新人看護師

公休、有給休暇の取得は、個人の権利です。しかし、権利を主張しすぎると現場では嫌われます。
看護師はチームで働いていますので、休み希望は全体の調整が必要になってきます。
「お盆は実家に帰るから」「二泊三日で旅行に行くから」と、上司先輩看護師に相談なく、バンバン休み希望を入れてくる新人看護師がいます。
勤続年数が長い看護師が優先される、という決まりはありません。
でも「〇〇さんは去年は我慢してくれたから、今年は優先的に休んでもらおう」「子供さんが小さい人は学校の休みに合わせて休みを取らせよう」といった現場のルールはあります。
休みを取りたい場合も、協調性が大事です。特に新人看護師は休みを取りたい場合、上司先輩看護師への相談を忘れないようにしたいものです。

医師に媚びを売る新人看護師

新人のクセに、と最も反感を持たれるのがこのタイプです。
新人看護師に看護記録を書いてから戻ってくるように指示したのに、なかなか戻ってこない。
先輩看護師がナースステーションを見に行ってみると、研修医と新人看護師が椅子に座って談笑しているではありませんか。先輩看護師が仕事に戻るように促すと、めんどくさそうに席を立つ。
まさかとは思いますが、実在するケースです。仕事をこなしたうえで、医師と適切なコミュニケーションを取ることは問題ないと思います。
しかし、看護業務を教えてもらっている立場で、医師に媚びを売るような態度をすると、現場がギスギスしてしまいます。
医師の前では、満面の笑顔でキャピキャピし、同期だけの場合は不満顔と分かりやすく態度を変えるのも考え物で、周りはイライラさせられてしまいます。
新人看護師には、明らかに医師との交際を狙っている人もいます。
仕事に専念せず学ばない新人看護師は、現場から嫌われます。

仕事をえらぶ新人看護師

自分が嫌な、オムツ交換、入浴介助、検査送迎等を割り当てられそうになったら、フラッと姿を消す要領の良い新人看護師がいます。
そして、他の仕事があるので出来ませんでした、という態度で涼しい顔をしています。
このタイプの新人看護師は、単にサボりたい場合と、看護師の仕事とは思えないからやりたくない、という独自の考えを持っている場合の2種類に分かれます。
入浴介助を徹底的に避けている新人看護師と面談した事があります。
よく話を聞いてみると、彼女は「入浴介助はヘルパーでも出来る仕事、なぜ看護師の私がしないといけないのか。
服も濡れるし、気持ち悪いからやりたくない、看護師としての仕事だけをしたい」と本音を話してくれました。
看護師に割り当てている仕事は看護業務であること、入浴介助も含めて看護業務であることを受け入れられないなら異動してもらうしかない、ということを説明しました。
新人看護師のうちから仕事を選んでいる様では、先が思いやられます。

同期にマウンティングする新人看護師

マウンティング女子、という言葉が有名になりました。マウンティング女子は、自分の方が立場が上だとアピールし、相手を下に見ている人を表しています。
新人看護師の場合には、「どれだけ先輩から好かれているか」「医師と仲良くできているか」「患者さんのウケがいいか」「仕事の覚えがいいか」などが格付けポイントになります。
同期で一見仲が良さそうにみえるものの、二人きりになるとチクチクと嫌味を言ってくのがマウンティング女子です。
例えば、看護後術の習得に若干遅れのある同期に対して「先に夜勤に入らされちゃったから、休みが合わなくなっちゃうね、ごめんね」と言ったりします。
裏を返せば「私の方が覚えがいいから、夜勤に入れる」ということをアピールしている訳です。
マウンティングのターゲットにされた新人看護師は、嫌な気持ちになってしまいます。
このようなことが続くと、退職に繋がってしまう事もあるのです。
新人看護師として働く以上、人と自分を比べずに知識、技術を習得する努力をして欲しいものです。マウンティング女子な新人看護師は嫌です。

新人看護師時代は一度だけ、大切にしよう

新人看護師時代は、何も出来ない、分からないことが多すぎる、と悔しい思いをすることはあると思います。
でも、輝く新人看護師時代は一度きりです。
新人として丁寧な指導を受けられる、多少の失敗は先輩がフォローしてくれる、同期看護師と苦労を分かち合える。
新人看護師の時に経験したことは、何年経っても忘れることはありません。この新人看護師は嫌だ、とレッテルを貼られてしまうと、周りとのコミュニケーションに障害が発生し、学ぶ機会が少なくなってしまう危険性があります。
仕事がテキパキ出来なくてもいいのです、新人看護師として、実直で素直な態度で仕事に励む、それだけでいいのです。

仕事がテキパキ出来なくてもいいのです、新人看護師として、実直で素直な態度で仕事に励む、それだけでいいのです。

まとめ

こんな新人看護師は嫌だ、いかがでしたか。
こんな新人看護師いるいる、と共感して頂けましたか。
新人看護師時代は一度きりです。

しっかりした基礎を身に着け羽ばたいていくためにも、この記事で紹介した看護師のようにならないようにしましょうね!

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