夜勤はいやだ、日勤で働く看護師におススメの職場とは

医療従事者以外の人に、自分が看護師だと言った時の反応を思い出してみて下さい。
忙しそうだね。
オムツ変えたりするんでしょ？
夜勤って大変そうだね。
そうです、看護師といえば夜勤、夜勤といえば看護師、というイメージが定着していますね。看護師さんの中には、もう夜勤はいやだ！夜勤を辞めたい！でも看護師は続けたい！と考えている人も少なくないと思います。夜勤がいやな看護師さん、ぜひ最後までお付き合いください。

看護師が夜勤をいやだと感じる時は

看護師さんが夜勤したくない、もう仕事を辞めたい、と感じる時について、意見を聞いてみました。

□嫌いな先輩との夜勤がいやだ
夜勤は長いです。最近は2交代制夜勤を取り入れている病院がほとんどですので、勤務開始時間が16時頃、勤務終了時間が9時頃となっています。16時間以上の時間を、嫌いな先輩看護師、意地悪な同僚看護師と過ごすのは相当なストレスです。ナースコールが鳴っても対応してくれなかったり、しんどい仕事を押し付けれたり、無視されてはたまったものではありません。

□夜勤は残業が多いからいやだ
夜勤は意外に残業が多いものです。就業規定上16時から勤務開始、となっていても、情報収集や夜勤の準備などで実質1時間以上早く出勤している看護師さんが多い様です。また、朝の方仕送りが長引いたり、患者さんの急変があると、なかなか帰れないこともあるようです。

□夜勤は食費がかかるのがいやだ
夜勤中は、夕食、夜食、朝食を準備する必要があります。食事を準備してくれるところもあるようですが、ほとんどは自前です。夜勤前にお弁当を作っていく余裕はほとんどありません。コンビニやスーパーで夕食、夜食、朝食分の食べ物、飲み物を買っていくことになります。これは、かなりの出費になります。一回の夜勤で千円の出費としても、毎月一万円近くになりますね。

□当直医師と関わるのがいやだ
夜間はアルバイトの医師が当直を担当する事があります。普段からコミュニケーションを取っていない初対面の医師と関わるのは大変です。患者さんが苦痛を訴えて、当直医師に報告しても取り合ってもらえなかったりすることもあるようです。

□家族、友人と生活リズムが合わないのがいやだ
夜勤は土日祝日に関係なく発生します。夫、子供、友人、恋人が土日休みで、自分だけが土曜日の夜勤、という状態が続くと、一緒に過ごす時間が減ってしまいます。周りの人と生活リズムが合わず、しんどいという声も聞かれます。子育て中の看護師さんは特に、お盆や正月などの貴重な休みを家族と過ごしたいと思うものです。

夜勤をしない看護師は給料が安い、は本当か

夜勤がある病棟、救急外来、オンコールがある手術室などの職場は、夜勤手当ありきの給与形態になっています。夜勤なしのいわゆる日勤専従になると、基本給だけになってしまい、外来やクリニック系で働くよりも、給与が下がってしまう可能性があります。夜勤はいやだけど、給料が極端に安いと困るから耐えている、という看護師さんもいると思います。夜勤をしない看護師の給料が安い、というより、夜勤ありきの職場で夜勤をしないと給料が安い、といえるでしょう。

看護師は夜勤できてこそ一人前、は本当か

看護師は夜勤をしてこそ一人前。新人は夜勤に慣れるのが使命。夜勤が出来ない看護師は働く場所が無い。夜勤がいやになったら看護師は続けられないのかも？そんな風に考えていませんか？その考えは間違っています。看護師としての力を発揮できるのは、入院施設がある病院、病棟ばかりではありません。ここからは、夜勤なしでも好待遇でやりがいのあるお仕事を紹介していきます。

夜勤がいやな看護師におススメの職場は

夜勤はしたくない、でもお給料が安いのはいやだ、という看護師さんにおススメの職場をご紹介していきます。

□看護師専門コールセンター
保険会社や地域サービスの一環として、健康相談や診療案内のコールセンターを設置しているところがあります。それらのメール、電話相談を受け付けるコールセンターでは看護師が活躍しています。基本的にはデスクワークで、お客様対応を行います。コールセンターによっては夜勤専従の看護師が居るところもありますが、日勤が中心の職場です。夜勤や重介護がいやだ、という看護師さんにぴったりの職場です。

□内視鏡クリニック
夜勤がいやだ、でも専門性のある仕事がしたい、という看護師さんに向いているのが、内視鏡クリニックです。胃カメラ、大腸カメラは検査だけでなく、日帰り治療の時代になっています。内視鏡の専門技術を学びながら、内視鏡技師の資格を取れるのが魅力です。

□特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、入居者100人に対し、看護師3人以上という配置基準が定められています。要介護４～５の方が中心で、喀痰吸引、胃瘻、点滴処置の利用者も少なくないようです。看護師は、看護業務以外にも施設全体の安全対策、感染対策などの面で、介護士をまとめ指導する役割が求められています。特別養護老人ホームは看護師の夜勤が無い施設がほとんどで、他の介護系施設に比べて、お給料が高めなのが魅力です。

□検診センター
検診センターは夜勤がありません。検診センターの開設時間は日中に限られており、残業も少なめです。企業が母体で、福利厚生などが充実した職場が多いのが魅力です。夜勤がいやだ、と感じている看護師さんも採血検査や心電図などで、看護技術を発揮できるでしょう。

□病児保育
感染症、発熱、下痢などを発症している園児を受け入れる保育園の事を病児保育といいます。保育士と共同して働くのが特徴です。もちろん夜勤はありません。子育ての経験を活かして働きたい、小児科勤務の経験を活かして働きたい看護師さんにおススメの職場です。子育てと仕事を両立する世帯が増えていく中、需要が高い分野です。

□訪問看護ステーション
夜勤なし、好待遇、求人多数なのが訪問看護ステーションです。病院は在宅復帰率を向上させる使命を担っており、病床回転率を上げることが求められています。慢性期病床、療養病床が不足する中、訪問看護師は需要が高まっています。訪問看護ステーションは、常勤看護師の登録人数が決まっており、人員を確保しなければ閉鎖に追い込まれてしまいます。夜勤なしでも、病棟勤務と変わらないか、それ以上の給与がもらえる職場がたくさんあります。

夜勤もいやだ、ではオンコールの実情は

先に紹介したお仕事は、夜勤がありません。では、オンコールはどうでしょうか。夜勤とオンコールは違います。オンコールの実情を紹介したいと思います。特別養護老人ホームは、看護師のオンコールが必須ではありません。しかし、施設内看取りが増えていく現状で、利用者さんが亡くなった場合や介護士だけでは状況判断が難しい場合、看護師に電話連絡するシステムを採用している施設があります。訪問看護ステーションは、24時間対応を標榜している（届け出が必要）場合、オンコールがある可能性があります。24時間対応は、利用者さんごとに契約が必要なので、100人の利用者さんがいると仮定して、100人から電話を受けるわけではありません。特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション共に、オンコール担当でも生活リズムが大幅に狂うことは無さそうです。

さいごに

先に紹介したお仕事は、非公開求人となっていることがあります。夜勤がいやだ、日勤だけで働きたい、とお仕事探しを始めても、給料が安い職場しかない！と諦めないでください。夜勤なし、好待遇の求人は、ぜひ【看護の天職】のキャリアアドバイイザーまでご相談ください。非公開求人でご満足いただけるお仕事を紹介できるノウハウがあります。看護師専門の求人サイトへの登録は無料、プライバシー厳守です！

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