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看護師の転職、年齢が不利にならない理由とは

看護師の転職、年齢が不利にならない理由とは

もう年だから、不利な条件でしか転職できないのでは・・・・年齢がネックになって、募集がないのでは・・・と考えている看護師さん。それは間違いです。看護師の転職で、年齢は不利になりません。この記事では、その理由とお仕事選びのコツを解説して行きたいと思います。転職を考えてはいるけれど、迷っている40代以上の看護師さんに読んでいただきたい記事です。ぜひ最後までお付き合いください。

20代、30代の若い看護師が重宝される職場とは

看護師は若い方が転職に有利、というのは間違いです。確かに、卒後4~5年目の20代看護師さんが「勉強しながら頑張っていきたい、いずれは認定看護師を目指します」と目をキラキラさせて面接で話す姿はとても魅力的で、輝いています。若い看護師さんは、職場は勉強の場、自分自身の成長の場、とアピールしそれが頑張る姿勢と受け止められる風潮です。急性期病棟、救急外来、手術室など夜勤やオンコールが要求される、体力勝負の職場では若い看護師が重宝されます。しかし、医療・介護の現場はそんなアグレッシブな現場ばかりではありませんし、年齢相応の落ち着きが求められる場がたくさんあります。

医療、介護の現場が求める人材とは

実際、現場はどんな看護師を求めているのでしょうか。看護師の採用に関わる人事担当や、ともに働く多職種の実際の声を聴いてみました。看護師の年齢は不利になるのかを考えていきましょう。
スピード感や、厳しさよりも、患者さんの話をよく聞いてくれて、また来たいと思わせてくれる看護師さんに働いてほしいと思っています。クリニックは、患者さんに気に入ってもらえることが大事ですから。(クリニック事務長)
介護ヘルパーや看護助手と協調性をもって働いてくれる看護師さんがいいです。看護師の専門知識で、あれはダメ、これもダメと指導的立場でこられると、嫌になって辞めてしまう介護ヘルパーや看護助手が出てしまったり、現場がギスギスする(介護施設人事担当)
患者さんや、患者さんの家族と、落ち着いた態度で接してれる看護師さんを求めています。病棟に、お母さん的存在の人がいるとそれだけで仕事がしやすくなる気がする(病棟看護師)
若い看護師さんに、人間的な落ち着き、包容力、上手く話を聞く力を求めることは難しいかもしれません。年齢を重ねた看護師ならではの落ち着きが求められる職場は少なくありません。

40代看護師の転職事情とは

実は40代は、最も転職に有利な年代です。30代と比べると多少体力が落ちているとはいえ、まだまだ元気、家庭も落ち着いてくる頃です。認定看護師、ケアマネージャーなどの資格を狙うにも十分余裕がある年代です。40代の看護師さんを管理者として採用したい、管理者として養成したいという職場はたくさんあります。もう40代だし・・・と転職を悩む必要はありませんし、年齢は不利に働くことはありません。40代看護師さんには、仕事の選択肢が数多くあります。

50代看護師の転職事情とは

50代で転職を考える看護師さんは少なくありません。今までの職場が、体力的に厳しくなってきた、若い看護師ばかりの職場で疲れる、60歳を超えても長く働ける職場に転職したい、といった理由が多い様です。50代ともなると、子育て世代から卒業した看護師さんが多くなります。落ち着いて、自分のペースで働ける仕事を捜せることがポイントです。夜勤や交代勤務の無い職場では、50代の看護師さんを多く募集しています。50代という年齢が不利に働くことはありません。

60代看護師の転職事情とは

今の60代は定年を迎えるのが早すぎるほど元気です。看護師免許を持っているならぜひとも働いて欲しい、と考える職場はたくさんあります。介護系施設、デイサービスなどは60代の看護師さんがかなり活躍しています。

特別養護老人ホームへの転職

特別養護老人ホームへは、年齢を問わない就職先の代表格です。特別養護老人ホームは看護師の夜勤がありません。また、病院に比べて医療的処置が少ない職場です。入居者100人に対して、常勤看護師3人という配置基準で、圧倒的に介護士が多い職場になります。看護師は介護士の報告を聞いて、入居者さんの状態を把握することになりますので、介護士などの他職種とのコミュニケーション能力が求められます。

デイサービスへの転職

デイサービスは看護師を配置する必要があります。要介護状態の利用者さんを受け入れ、食事、入浴、与薬、レクリエーションなどを行います。医療的処置が少ないため、若い看護師さんはちょっと物足りないと感じるようです。デイサービスは、50代から60代の看護師さんが活躍しています。落ち着いた優しい雰囲気で利用者さんを安心させてくれる看護師さんが歓迎されます。

クリニックへの転職

40代からのクリニックへの転職は、綿密な情報収集が必要です。なぜなら、クリニックは医療的処置の内容や忙しさにかなりばらつきがあるからです。クリニックの中には、病院の病棟並みに忙しく、医療的処置が多い職場があるからです。クリニックは残業が少ない、体力的に楽、とは言い切れません。内視鏡検査、血管造影検査などがあるクリニックはかなり忙しく、50代以上の転職は難しいところもあります。クリニックへの転職は、しっかりとした情報収集が必要です。

訪問看護ステーションへの転職

訪問看護ステーションは、移動が多いため若い看護師でないと働けないかも、年齢は不利に働くかも、と思われがちです。実際には40代以上の看護師さんが中心に活躍しています。都市部では電動アシスト付き自転車での移動が多く、身体的に負担が少なくなっています。また、病院の様に電子カルテの操作が必要ない職場も多く、パソコンが苦手な看護師さんには嬉しい環境です。国の在宅復帰支援策に伴い、訪問看護ステーションは伸びしろの大きい分野です。訪問看護師はますます必要になってきます。採用に年齢制限が無い訪問看護ステーションは増えています。

病院外来への就職

病院外来は夜勤や残業が少ない職場です。年齢を重ねた方ばかりではなく、病棟勤務していたが出産、子育て、家族介護などの理由で夜勤やオンコールができなくなり、外来に異動したいと希望する若い看護師さんもいます。病院外来は、病棟などからの院内異動では働きやすいといえます。病院全体のシステムを把握したり、院内勉強会に参加したりという苦労もあるようです。

検診センターへの就職

検診センターは年齢を重ねた看護師さんにかなり人気の転職先です。検診センターでは、対象はお客様です。患者さんではなく、検診を受けに来られたお客様としての対応が求められます。検診センターは、しっかりした接遇で、落ち着いた対応ができる看護師さんを募集しています。採血が得意な看護師さんはかなり重宝されます。

看護師の転職で年齢は不利にならない

医療・介護の現場は、働いてくれる看護師さんを常に求めています。そこに年齢は不利になりません。若く勉強を頑張りたい看護師さんだけで、現場は回りません。年齢を重ねた看護師さんが、自分の経験を活かし、体力的に無理なく働ける職場が増えつつあります。週4日だけ働きたい、体に負担がかかる業務は避けたい、家事と仕事を両立したい、そんな個別性に対応できる職場と出会い、いきいきと働く看護師さんが増えています。

さいごに

看護師さんの転職に年齢は不利になりません。しかし、自分に合った仕事か、体に負担がかかり過ぎないか、など職場の内情を調査して転職活動をしなければ、失敗する危険性もあります。年齢を重ねた看護師さんの転職は、ぜひ【看護の天職】のキャリアアドバイザーにお任せください。不利な条件での転職を避けるための近道です。希望が叶う転職のためお力になれると思います。

看護の天職ロゴ

「看護の天職」は、株式会社プロパリンクが運営しております。医療機関を主に介護施設、学校など様々な企業様とお取引をさせて頂いており、お一人お一人のご希望の働き方にあう看護師の求人をご紹介させて頂きます。また、雇用形態に関しましても柔軟にご対応させていただきますので、時短で働きたいなどお悩みの方は、コーディネーターまでご相談ください。

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